カテゴリー「再開話(ピアノが来るまで)」の記事

ピアノ再開話6(調律)

ピアノの調律は1~1.5万ぐらいが相場の様です。そして。放置年数が長いと、1年あたり1000円上がる所が多い。うちのピアノ、正直に言うと、14年調律してません。ごめんなさい。ごめんなさい。

長期間調律していない場合、無理に弦を引っ張ると切れてしまうので、一度では調律ができず、二回に分けてすることもあるとか。修理が必要になることもあり、そうなるといくらかかるか見当もつかない。

一人で考えていてもしょうがないので、近所の方に紹介された調律師さんに電話しました。おそるおそる金額を聞いてみたら、見てみないとわからないとのこと(そりゃ当たり前や~)。いずれにせよ、調律しないことには弾ける状態ではないので出来るだけ早く来てもらえるようにお願いしました。

調律師さんをお迎えする前にピアノを丁寧に掃除しました。手垢ベタベタの外側も、得体の知れない汚れのこびり付いた鍵盤も、薄めた中性洗剤で固く絞った雑巾で拭きました。さすが腐ってもピアノ。汚れが落ちてすっきりと綺麗になりました。

足下の前板もはずしてみました。ぎゃー。汚い。ホコリが湿気と混じってこびりつき、掃除機では吸えません。手が届く所は雑巾雑巾。ネジは古歯ブラシでこすってホコリ落とし。(こんな乱暴なことしていいのかどうかわからないけど、そうでもしないとベタベタホコリが落ちない)。雑巾は真っ黒になりました。

なんとか外見は普通になった所で調律師さんをお迎えしました。

調律師のおじさんは、まず、鍵盤の上部の前板とフタをはずして、鍵盤を数本ずつまとめてはずしました。横から覗いた私は「キャー」。2ミリぐらいの虫の抜け殻がゴロゴロ。数十個。気持ち悪ーい。こわーい。ピアノの中に虫がこんなにいたなんて・・・・

おじさんは、「鍵盤下のフェルトに相当虫喰いがありますね。使ってなかったピアノの方が虫が付きやすい様です」と、特に驚いた様子もなく、淡々と掃除機で吸い上げていました。そっか。珍しくないのね。ウールのセーターなんかにつく虫なのね。純毛フェルトだものね。。。

作業が完了するまで2時間半ぐらいかかりました。大変そうでした。

幸い、修理は不要だそうです。良かった!長期間放置した古いピアノの弦を引っ張ったら切れてしまったこともあったんだけど、今回は切れずに済んだとか。長期間ゆるんでいた弦を無理に引っ張って音を合わせてあるので、早いうちに狂ってくるそうです。普通は年に1回の調律ですが、もう少し短期間で調律を何回かする必要があるでしょうとのこと。

お茶を飲みながら、古いピアノを修理(現場で弦を全て張り替えたそうです)した話や、最近の中古ピアノの事情などのお話を伺いました。学校のピアノやコンサートホールのピアノの調律もされているとのことで、良心的で信頼できる方だと思いました。また頼もうと思います。

さぁ、これで思う存分ピアノが弾けるぞ~!Dsc04872_1うれしーい。

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ピアノ再開話5(実家のピアノ)

夫の実家に、私が子供の頃に使っていたカワイのアップライトを置いていました。

生のピアノとはいっても、高さが108センチぐらいの小さなピアノ。電子ピアノに毛が生えた様なもんです。コンソールタイプと呼ぶらしいです。機種名はCE-7。1975年製。32年前ですね。ネットで調べたら、「大人が趣味で弾く程度の方向き」とか。元があまり良いピアノではない上、この10年間余り、調律はおろか、鍵盤のフタすらあけていません。弦が錆びてるかもしれないし、修理が必要かもしれません。

実は、夫の実家の2階にこのピアノを置いてから家がゆがんでしまい、ドアが閉まらなくなったりしていました。近所への音漏れを気にする姑がいい顔をしないので、同居してた頃はほとんど弾くことが出来ず、近いうちに処分するつもりでした。でも、今回、私が電子ピアノじゃなくて生ピアノを入手するのなら、最有力候補はこの古いアップライト。問題は東北から関西までの長距離輸送の送料と、このピアノが使える状態なのかどうか。送料と修理費をかける価値があるピアノとは正直思えないのでした。

ピアノ運送会社に片っ端から連絡をとり、東北から関西までの送料の見積もりをとりました。集荷時にクレーンを使って7~10万。10年ぶりの調律は高くつくかな。修理が必要になったらいくらかかることか・・という不安もありました。カワイのCE-7、調べたら中古で20万弱で出回ってる様です。きちんと整備された中古ピアノを買った方がマシかも。。。

運良く、春休みに入りましたので、帰省して、その古いピアノを久しぶりに触ってみました。うげー。汚い。鍵盤が埃でザラザラ。とりあえず、全ての鍵盤は音が出る。音程は狂ってるけど、壊れてはいない気がしました。素人なのでそれ以上はわからないケド。

結局、私の古いピアノを取り寄せることに決心しました。母の形見と思ったのが一番の理由。前向きに考えたら、小さいピアノというのも集合住宅には好都合です。うちには小さな男の子がいるので汚されたり乱暴に扱われたりするかもしれないけど、捨てる寸前のピアノと思えば気にならない。

運送会社はもちろん、一番安い価格(7万くらい)を提示してくれた全国ネットを持つピアノ運送会社にしました。遠方輸送の場合、「A社(集荷)→B社(バックボーン)→C社(配達)」の流れで、AとCは地元の小さなピアノ運送会社が担当しています。この様な場合、B社と契約するのが一番安く、AやCの会社と契約すると高い様です。集荷から配達まで2週間かかりました。

我が家に届いて、雑巾で鍵盤を一本ずつ磨いてから、弾いてみた時は思った以上に嬉しかったです。取り寄せて良かったとしみじみ思いました。生のピアノ、やっぱりイイです。(何しろ今までカシオトーンで練習してたのですから。)

さぁ、次は調律師さんを頼まなければ!!

(つづく)

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ピアノ再開話4(電子?生?)

プリヴィアPX-700を買おうと思って、ネットでお店を調べていた私でしたが、楽器屋さんであれこれ試弾して、心が揺れ始めました。後で不満が出ない様にもっと上位機種にした方がいいのかな。

その頃、近所の友人2人が子供の頃に使っていた生ピアノを取り寄せました。早速、弾かせてもらいに行きました。ピアノによって音やタッチがかなり違うことを実感。二軒のお宅でピアノを弾かせてもらったら、人前で弾くことへの恥ずかしさも薄れてきました。

勢いに乗って、「あなたのピアノ弾かせてください」とあちらのお家、こちらのお家、生のアップライトピアノ、電子ピアノ、グランドピアノ、10軒近く訪問して弾かせてもらいました。私が住むマンションで生ピアノを持っている家が意外に多いことも発見。生ピアノは騒音が心配でしたが、みんな弾いてるし、日中なら弾いても大丈夫そうです。ただし、生ピアノならなんでも良いかというとそうでもなく、弾きにくいものもありました(鍵盤の戻りが遅かったり、音が大きすぎて部屋の中でワンワン?響いたり)。

電子ピアノもお店で弾いて他機種と比べるのと、家の中で弾くのとは感じが違います。思ったより音が綺麗で、自分で弾いて楽しむには問題なさそう。ちょっと古い物は音が悪くなっているのが気になりました(ボリュームを上げると音が割れたり、早く弾くと『うねり』を感じたり・・・)。機種の違いよりも新しさが大事みたい。数年で悪くなるものなら値段の割に性能のいいカシオのプリヴィアPX700にしよう。

でも、何台もの生ピアノの個性の違いを実感した後、電子ピアノの綺麗すぎる音に違和感も感じました。良い電子ピアノで弾いた方が粒が揃って自分の演奏が上手に聞こえるのです。細かいタッチの違いが表現しきれないんですね。電子ピアノだけを弾いて楽しむなら問題ないけど、これで満足してしまったら生ピアノを弾く力が伸びないんじゃないかしら?という気がしました。

当時、カシオトーンで「トロイメライ」を練習していたのですが、いざ、生ピアノで弾いてみたら音がガタガタ。友人に「ちょっとだけでいいから教えて~」と頼んだら、和音は、主旋律が目立つように一つの音を強く、残りの音は小さめとか、その強弱関係を保ったまま全体の音を強くしていく  etc. すっごく難しい。。自分で聴いてもわからなかったりする(汗)

また、同じピアノでも、気温や湿度の関係か、日によってタッチや音が変わるのも面白い。ピアノによってクセもある。生き物みたいで愛着を感じます。(私はそういうのが好き)

ここに来て、私の気持ちは生ピアノにぐぐぐっと傾きました。

(つづく)

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ピアノ再開話3

そんな感じで毎晩毎晩、夕食を一人で大急ぎでかきこんで、食べるのが遅い子供をほったらかしでリビングでボリュームを絞って練習。子供が寝た後も夜半過ぎまで練習。

家事も育児も手抜きしまくってたのですが、そんな中で嬉しいことがありました。

夫が実はショパンのファンだったのです。(←って知らなかったのかよ(^^;)中でも幻想即興曲が大好きだったとか。

私がその曲を練習し出したので、「すごいなーすごいなー」と毎日褒めてくれる。お世辞かもしれないけど。

それで、この曲、66鍵のカシオだと鍵盤が足りなくて、電子ピアノ欲しいなぁと話したら、「買えばいいじゃん。」とあっさり賛成。

で、週末に楽器屋さんに行きました。

最初はお目当てのカシオのPrivia-700を試弾。6万円台で買えるというすごくお得な電子ピアノ。性能もそんなに悪くない感じ。すると店員さんがさささと寄ってきて

「どうぞ、ゆっくり弾いてみてください」と椅子をヘッドホーンを出してくれました。

そして、「試しにこちらも弾いて、比べてみてはいかがですか?」とカワイの木製鍵盤の電子ピアノを勧めてくれました。

ヘッドホーンである程度の音量出してしっかり聴き比べると、確かにプリヴィアは音が軽い感じかな。。。「試しに、こちらはいかがでしょう?」今度はローランド。「座って弾くとまたタッチがわかるでしょう?」うーん。たしかに感触がいいかも。「こちらもどうぞ」。。あぁ、値段がどんどん上がっていく。ってその先にはもっと高額な電子ピアノが並んでる。

結局、どこで妥協するかなのかなぁ。決心がつかなかったのでその日は帰りました。

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ピアノ再開話2

ピアノが上手になるにはピアノで練習しなければいけないとは思うけど、所詮は主婦の趣味。ピアノを買うとなるとお金もかかるし場所もとる。今持ってるカシオトーンには内蔵されてる曲を片手ずつ練習したり、採点してくれるという楽しい機能がついてます。練習している「トロイメライ」と「ノクターン2」が内蔵曲に入ってたので、採点機能での高得点を目指して遊び感覚で練習を繰り返してました。

ピアノがなくてもカシオトーンでいいんちゃう?どうせ趣味だし、いつまで続くかわからないし。とも思っていた時、テレビで外国のある少女の姿を見ました。

生まれつきの障害で両手に指が2本ずつしかない(親指と人差し指だけの様な感じ)、その手でショパンの幻想即興曲を弾いているのです。

ショックを受けました。

私も頑張れば弾けるんじゃないかと思いました。

(つづく)

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ピアノ再開組です(^^

ピアノ練習の記録をつけたり、ピアノにまつわるあれこれを書いてみることにしました。

まずは、ピアノを再開した話から。

去年の11月、ピアノブームに触発され、20数年ぶりに弾いてみようかなとショパンの曲集の楽譜を買いました。ピアノが家にないんで、子供のカシオのキーボードでチャレンジ。

ところがところが、昔弾いていたはずのに、「譜読み」がほとんど出来ない。五線譜から上下に飛び出した音はドレミ・・と数えて楽譜に書き込み、シャープやフラットにめげそうになりながらも鍵盤の音をさぐって確認。やっと1行弾き終えても、終わった途端に全て忘れてしまって、頭からやり直し。数回やり直しても1行も弾けない。

この調子では再開は無理と思ったのですが、不思議と、一晩寝た翌日は昨日より弾ける。面白い。毎日「今日は昨日より弾ける様になってる」という新鮮なヨロコビに支えられながら、一ヶ月後にはなんとか、ショパンのノクターン2を両手で最後まで弾ける様になりました。。毎晩4時間ぐらい引き続けてました。

で、カシオトーンで弾けるようになったので、ある日、集会所のピアノで弾いてみました。

ペダルを踏めば立派に聞こえるかと思っのにとんでもない。(;_;)

音の強弱がバラバラ。いわゆる「粒が揃ってない」状態。

なんでーー?!ピアノが得意な友人にお願いしてちょっとだけ見てもらいました。いろいろ教えてもらえばもらうほどピアノって奥が深ーい。

(つづく)

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